新着Blog記事

無茶なチャレンジ

2015/06/07ステッチ

昨年夏から半年のブランクを超えて手芸ブログに帰ってきてみると、

GK(GoldenKite)が時流になっていました。
2色の糸をブレンドして150〜200色使った全面刺し!
他にも Scarlet Quince という全面刺しサイトも紹介いただいて…
そこには日本の浮世絵もありました。→こちら

始めてみる猫の絵柄に、思わず衝動買いしそうになったのですが…

…グラデーションが、気にになる(−"−)
もともと、グラデーションを気にするタチの私 σ(・_・;;)
浮世絵について全く無知なワタシですが、浮世絵は木版画で、
木版画にとってこのグラデーションが大切なものなんじゃないか…
と、なんとなく違和感を感じました。
考えてみたら、私、印刷物以外で浮世絵を見たことがありません。
そもそも、私は日本人じゃないか。ここは日本じゃないか。
浮世絵を見ることも、調べることも、できる環境にある…!

×××××××××××

ネットで浮世絵を調べているウチに、

浮世絵を復刻されている工房の存在を知りました。

早速、ショールームに伺ってみました(1月のことです)。
予備知識なく、初めてみる浮世絵は…
(応対してくださった方、ありがとうございました)

色あざやか! 

印刷物で見る浮世絵は、古いもので退色も進んでいるのでしょう。
復刻し、刷ったばかりの色は、とても色鮮やか。
(当時の絵の具とは違うかもしれませんが)
しかも、多色刷りとはいえ数色しか使っていないはずなのに、
グラデーションが沢山使われ、色数を多く感じます。
これが摺り師の技術なのだそうです。

繊細!

木版画だというのに、髪の毛のように細い線で描かれています。
一方で、絵師の筆の運びもわかりそうな線の再現。
これが彫り師の技なのだそうです。

エンボス?!

有名な広重の浅草金流山(→こちら)、生で見て初めて知りました。
浮世絵にもエンボス加工があるんです!
から摺りといって、絵の具を用いずに摺って紙に凸凹をつけます。
鳥の羽や雪景色に繊細に使われていました。
これは印刷物ではわからない〜!

浮世絵は「全面ステッチでは表現できない絵だ」と感じました。
浮世絵には、西洋画と違って輪郭線があります。

極細の線で繊細に表現されています。
あの線はバックステッチでなくては!

そして…濁りのないグラデーションの美しさ。
フォトステッチのように色をコンピューターで変換するのは
浮世絵は向かないのではないかしら…。

××××××××××× 

ブランクをあけていた半年間…

「人生折り返したな」と感じることがいっぱいありました。
特に指は、老いを意識させる物でした(実際は原因不明なのですが…)
あとどれくらいステッチ(に、限らずですが)ができるだろう…?
と、考えたときに、
思い描いた年数・仕上げられる点数の少なさに愕然としました。
納得いかないステッチをしている 暇は (」 ゜Д゜)」なーい!
今まで納得いかなかったのは、外国のチャート。
季節感が違う!
歳時記が違う!
季節の鳥も花も違う!
外国の風土・文化を感じるのは、すばらしいことなのですが、
私は、日本を刺したいし、飾りたい!
逆に言えば、刺繍を通せば、世界に日本の季節も歳時記も伝えられるのに!
ブランク復帰後は、オリジナルチャートを作っていこう。
気に入らない部分は、直していこう。
密やかに決心していました。

×××××××××××

で… 買っちゃったんです。復刻された浮世絵 (^_^; 

本も買って、付け焼き刃のお勉強。

いきなり、こんな大きいモノからー?!
無茶ヾ(- -;) と自分でも思うのですが〜

2ヶ月かけて、こつこつとオリジナル・チャートを作ってました。
とりあえず、出来たので…
制作に取りかかろうと思います。


「広重猫」
元の浮世絵は、歌川広重の「浅草田甫酉の町詣」です

あーぁ、公表しちゃった… (#^_^#)引っ込みがつかない〜

これから先、どうなるか分かりませんが、おつきあい下さい。
途中で放り出したり、お粗末な仕上がりになったりしたら、
笑ってやってくださーい ?( ̄(エ) ̄)